〔COPD〕怖いたばこの害

〔COPD〕怖いたばこの害

呼吸器のしくみ

食物から取り入れた栄養素をエネルギーに変える際に、 酸素が必要になります。
酸素が赤血球にくっつき血流にのって、全身の細胞へと運ばれます。
酸素は体を動かす原動力となります。

呼吸器系(肺)は気管、細気管支、気管支、肺胞から成り立ちます。 私達は、鼻から息を吸って肺に空気中の酸素を取り込み、そして二酸化炭素を吐き出しています。

鼻や口から吸った空気は、気管に入り、心臓の後ろあたりで二つに分かれて左右の肺に入ります。肺の中で気管支は細かく枝分かれし、さらに細い細気管支に繋がり、その先の肺胞にたどりつきます。さらに、肺動脈、肺静脈の血管が入り、肺胞を網状に囲んでいます。肺は肋骨や胸の筋肉におさまり、胸膜で覆われています。肺と腹部の境目には横隔膜があります。しゃっくりは横隔膜の痙攣で起こります。肺そのものに筋肉がないので、横隔膜や肋間の筋肉により、肺をふくらませたり縮ませたりして、呼吸を行います。

咳が出るのはなぜ?

空気中にはホコリが含まれています。酸素を肺に送り込むと、鼻や喉、気管でホコリやゴミを取り除きます。気管の内側には細かいせん毛がはえており、せん毛がホコリや花粉をキャッチすると、咳を起こし、たんを外に出しす。異物だけでなく,冷たい空気が気管を刺激した場合にも 咳が出ます。