COPDの治療
COPDの含めた呼吸器系の疾患は動くと呼吸が苦しいため、日中に体をあまり動かさず、
座ってばかりの生活を続けて、さらに病気が悪化するという悪循環がうまれます。
病気そのものを治癒させる方法は現時点見つかっていません。
COPDの治療は、進行を予防する、運動能力の改善、合併症の予防を目的としています。
そして少しでも健康的な生活をおくれるように、日常生活の改善をします。
包括的呼吸リハビリテーション
禁煙、薬物療法、呼吸リハビリなどを行います。
重症になると酸素吸入や外科的療法がとられることがあります。
COPDは短期間で症状を改善することは出来ません。
患者自身が病気を正しく理解し、自己管理することを目的とし、医師、看護士、理学療法士、栄養士等、専門家等が共同でプログラムを組む「包括的呼吸リハビリテーション」が
COPD治療の根本的な考え方です（包括的＝全てをひっくるめて）。
治療や自己管理で症状が緩和されても、それを継続することが大切です。
患者自身が「よくなりたい」と強く思う気持ちと、医療チームとの強い連携は欠かせないものとなっています。